騒音トラブルで睡眠障害を発症させ、事情聴取を受けることになった事例②

騒音トラブルで睡眠障害を発症させ、事情聴取を受けることになった事例②

騒音 睡眠

騒音トラブル傷害事件に発展した事例について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

事例

奈良県橿原市に住むAさんは隣人であるVさんと折り合いが悪く、AさんとVさんの間でトラブルが頻発してました。
AさんはVさんに嫌がらせをしようと、Aさん宅の庭にVさん宅に音が届くようにスピーカーを設置し、連日にわたって深夜から早朝にかけて大きな音をスピーカーから流し続けました。
Vさんは騒音により寝られない状態が続いたため、精神状態や体調に不調をきたし、病院を受診したところ、睡眠障害と診断されました。
Vさんは奈良県橿原警察署に被害届を提出し、Aさんは事情聴取を受けることになりました。
(事例はフィクションです。)

不起訴処分

前回のコラムで解説したように、今回の事例のAさんには傷害罪が成立する可能性があります。
傷害罪の法定刑は15年以下の拘禁刑又は50万円以下の罰金(刑法第204条)ですから、実刑判決が下されてしまう可能性もあるでしょう。

刑事事件では、不起訴処分を獲得することで刑罰が科されることを避け、前科が付かないようにすることができます。

不起訴処分を得るためには、被害者と示談を締結することが効果的でしょう。
今回の事例の被害者であるVさんは隣に住んでいるわけですから、Aさんが直接Vさんに示談交渉をすることも可能かもしれません。
ですが、AさんがVさんに直接接触することで、証拠隠滅を疑われるリスクがありますし、新たなトラブルに発展する可能性もあるでしょう。
また、VさんはAさんの行為によって睡眠障害になっており、VさんがAさんと一切かかわりを持ちたくないと考えていても不思議ではありません。
その場合には、Aさんが示談交渉のためにVさんに接触をしようとしても話すら聞いてもらえない可能性があります。
弁護士が間に入ることで、話を聞いてもらえたりトラブルの発生を防ぐことができる可能性があります。
ですので、示談交渉を行う場合には、弁護士に相談をしてみることが望ましいでしょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、無料法律相談を行っています。
傷害事件の弁護経験が豊富な弁護士による弁護活動で、不起訴処分を得られる可能性があります。
傷害事件で現在捜査されている方は、傷害事件などの刑事事件に精通した、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。

 

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